Sunrise Mt. Tubakuro

2015年4月に燕岳へ。燕岳は今回で2回目になる。天候は間違いなさそうだった。中房温泉へ通じる宮城ゲートは5:30に開門する予定だそうだが、車の列はすでにあって少し早めに開けてくれた。駐車場は中房温泉より500m下にある。準備をして歩き始める。ピッケルは持って行ったが、結局ストックの方が合っていた感じがする。第3ベンチを越えた所から雪が本格的になる。溶けすぎか水分の多いざらめ雪の状態で10本爪アイゼンだと歩きづらい。というか弱い。雪は例年より1ヶ月ほど早い解け具合と燕山荘ブログに報告されていて合戦小屋も思っていたより姿を現していた。ここより上は一気に視界が開けてくる。ざらめ雪が足をもっさりさせる。稜線に出ると風もあったけれど、眺望は素晴らしい。燕山荘の建物も見えるし、槍ヶ岳もしっかり見える。
燕山荘は登山客で大賑わい。テント場も徐々に埋まる。テントを張ったらシャベルで風よけ雪ブロックを作っている人などで盛り上がっている感じ。今日は4月オープンして最初の週末。何より驚いたのは山荘スタッフの声掛けやサービス感。今までの山荘体験にはなかったものがあり、まるで旅館に来たかのようだった。過剰さも思うけど、こだわりも感じられて山荘はどこも個性的だ。今回は山荘素泊まりにした。昼の位置付で喫茶室でカツカレーを食べながら眠ってしまった。部屋に戻り横になる。本棚のある部屋は自炊室でもあり、区切られた感じもなく良い。自炊室は何故か窓際がいつも空いていた。何かいるんですかね。窓際に座ってバーナー着火。日の出の時間はこの窓辺からも見える。食事は湯を沸かしてパスタと牛丼を分けて。自炊室で他の方の持ってきた食事や食器に道具のあの手この手をちら見するのも楽しい。山荘オーナーの有難いお話が食事の時間にあり、それを聞きながらコーヒーミルをガリガリ挽いて耳を研ぎ澄ました。春山のような暖かい気候をいま感じるが、ここは今現在、冬山。とにかく転ばないようにをつけてと。燕山荘は売店も何もかも充実している。充電サービスも1回100円で延長コードが置いてあるので皆で分け合って利用する。

新館2階の蚕棚式部屋の上側になった。通常3人部屋だそうで1人客がもし来たら同室することになると案内された。その時はその時と思っていたが、結果的には2人で使えた。布団を敷いて寝袋式の布団に毛布で温かい。翌日は4時前に起床し燕岳前までを少し歩き、日の出を望む。後ろの裏銀座の山々と空が薄らとオレンジ色に照らされていく。東の空から太陽の端がひょっこり出てきたら、そこからは本当に早い。安曇野市の灯りも見えていたのが徐々に消えて朝日で山の陰影が神々しい。自炊室で朝食を取り、注文していた弁当を受け取って下山開始。弁当は紙袋で包まれ、梅干しにシソのご飯にサバの照り焼きと鶏の唐揚げ。合戦小屋で頂いた。急登りの分、下山の道も脚に響く。ストックやピッケル、アイゼンがフル活躍。アイゼンの着脱タイミングは悩ましい。これから登山の課題になりそうなアイゼンを履いたまま木道や木の根などを歩いて痛めてしまう問題が如実になるのではと心配するところ。第2ベンチを過ぎたくらいでサングラスの左部分だけが落ちているのに気がついてあまり時間経過してなさそうだったので持って歩くことにした。中房温泉に到着。持っていたサングラスを温泉の方に渡そうとしたが見つからず、ベンチに座っていた方に違いますかねみたいな仕草をしたところ気づいて私じゃないが、仲間がなくしたというのでと言ったので渡した。無くした男性がすぐに感謝の声をかけてくれた。駐車場で簡単に着替えて安曇野市から少し離れた松川村の温泉へ行った。さっぱり!

広告